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新感覚!虫☓植物 お茶!🐛
京都大で開発中商品化も
「新しいお茶のアイディアは、
研究活動を続ける中、大量に出るあるものを見た時に閃いたそうです。
それが、こちらの虫です。この虫のフン
から、餌として与えていた桜の葉の匂いを感じ、お茶として飲むとおいしいのではと可能性を感じたと言います。
集めて、注いで、別に滲んで、すごいきれいな赤茶色をしていたっていうのもあってお茶だなと思って。
すごいいい匂いがして飲んでみると、すごい美味しいかった。
美味しくてなぜ紅茶のようになったのか?
紅茶の茶葉は、茶ノ木の葉をもみ発酵させることで出来上がります。
丸岡さんは同じことが、植物の葉を食べる虫の体内で起きていて、フンが茶葉になることを考えています。
丸岡さんは、今、このお茶を多くの人に知って貰おうとして、商品化の準備をしています。
最初に課題となったのは安全性の確認でした。
京都市の医療衛生センターからは、茶葉として飲用しても問題ないという回答を得ました。
食品メーカーの協力で行った細菌検査でも、食中毒の恐れなしという結果も出ました。
次に大きな課題となったのは虫のフンというインパクトです。
それを乗り越えた先にある魅力をどう伝えるか?
この日は、デザイナーや飲食店の経営者など、様々なお茶の魅力に共感してくれた仲間とアイデアを出し合います。
種明かしをせずに、お友達とかに入れてみ
たい。
普通に美味しいから。
美味しいお茶ゲットしたって、言って入れてみたい。
フンという文字を隠して謎めかし
“虫秘茶”と名付けました。
パッケージの試作品は研究室のシャーレをイメージした容器に、虫食いの葉をデザインしたラベルを合わせ、親しみやすくしました。
丸岡さんたちは今年夏頃の販売を目指しています。」
令和5年1月28日NHK早朝ニュース